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イラク レポート 2004/2〜4 #16


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[ツワイサの原子炉] [林立するパラボラアンテナ] [サドルシティーで米軍と住民が衝突] [帰国しました]
白血病のアブドゥール君関連を継続取材しています。ご注目ください。

林立するパラボラアンテナ

3月28日
 沖縄の民家の屋上には給水タンクが取り付けられている。 慢性的な水不足に備えるためだ。沖縄ではよく見かける風景だ。
 イラクではサダム時代禁止されていた衛星放送が自由化され、世界中のテレビが見られるようになった。 昨年4月のバグダッド崩壊直後から電気店の店先にパラボラアンテナが並んでいた。 誰がこうんだろうと思っていたが、いまでは庶民の生活が少しずつ良くなってきて、 すさまじいスピードで普及した。私の通訳をやってくれているジアードさんは 昨年4月にクルドのスレイマニヤに行ってパラボラアンテナを大量に買ってバグダッ ドで売ったと言う。白血病のサード君の家にも大型テレビで衛星放送を楽しんでいた。
 写真はバグダッド市内の元パレスチナ人がすんでいたアパート。 サダム時代にパレスチナ人はアパートをあてがわれていた。 しかし、サダム政権が崩壊すると住宅のないイラク人がパレスチナ人を追い出しにかかった。 サダム政権という後ろ盾を無くしたパレスチナ人は路頭に迷うことになってしまった。 このアパートの隣の広場に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が建てたテント村で暮らすことになってしまった。
日本時間 3/30 00:32着信


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